クロームキャストのアップデートで、一部のテレビリモコンで一時停止と再生をコントロールできるようになりました。
通常、クロームキャストの操作は、スマートフォンやパソコンなどのキャスト元デバイスのアプリで行います。
例えば、クロームキャスト経由で映画などを観ている時、トイレなどで一時停止したい場合、スリーブ状態になったスマートフォンを一度アプリに戻してから、画面のボタンを使って一時停止や再生をタップする必要がありました。
このように、画面をちょっと止めたい場合、デバイスでの操作は案外めんどうくさいものです。しかしテレビリモコンのボタンで操作できるようになれば、非常に便利です。
ほとんどのクロームキャスト対応の動画配信サービスで使えるようになりました。SONYのブラビア(KDL-42W802A)で試した結果、ユーチューブ、dビデオ、U-NEXT、Google Play、Redbull TVで、一時停止・再生できることを確認しました。残念ながらHuluはダメでした。
これは、HDMI-CECに対応しているテレビのリモコンで使える機能です。HDMI-CECは HDMIを経由して双方向にコマンドを送る規格です。
パナソニックであれば「ビエラリンク」、ソニーの「ブラビアリンク」、東芝の「レグザリンク」など「○○リンク」というい名前の付いた機能が、このHDMI-CEC規格を利用したものです。
テレビのリモコンでブルーレイ/DVDレコーダーやゲーム機器などのメディアのコントロールできるのはこのためです。
この機能は今のところ、一時停止と再生だけです。早送りや巻き戻しなどの操作もできれば、より便利なんですが。今後のアップデートを期待しましょう。